初期の頃に影響を受けた本

 私が、初期の頃に影響を受けた、サイババの書籍には「真実の探究」「静寂」「黄金の宇宙卵」「バガヴァタ・バヒニ」「平安・冥想・大成就」などがあります。これらは、サイ オーガニゼーションが発行したものですが、他に、青山圭秀氏の書籍、また、天上昇氏の書籍もよく読みました。天上昇さんの書籍では、「サイババは神だった」「箴言」などがあります。

 この、「真実の探究」という本は、基本的なことがよくまとめられているように感じます。この本は何回読んでも良い本です。初期の私が、サイババの教えについて、啓蒙された代表的な書物と言ってよいです。

 私がまだ、サイババをそれほど意識しない頃から、なぜかインド哲学に興味があったように思います。西洋哲学はまるで頭に入らず、仏教や老子道教神道、禅などの東洋思想に興味と親しみを感じていました。

 とにかく真理を探求していたので、地元で論語の講義があると聞けば熱心に通ったり、さまざま書籍もかじっていましたが、サイババの教えに出会ったとき、誠に、これこそ、これまで求めていた真理であると、発見するに至ったわけなのでした。

 最初に、いろいろと自分なりに探求してきて、それなりに自分の「真理」に対する考えを会得していたので、サイババの教えを読んだとき、新たなものを見たというよりは、そうだよね、といった具合に、自分の考えの答え合わせするようなところがありました。しかし、新しい思想もたくさんあり、そのときは大変に啓発されました。

 その頃、真理の探求が、私の人生の目的でした。若いエネルギーを、その事に費やせたことは、私にとって実に幸いでした。

daivamprema

2021.1.14